SVPLシリーズ

構造

特長

  1. 汎用樹脂から汎用エンプラ樹脂までの広範囲な成形に対応できます。
  2. チップヒータ(オプション仕様。SVPL2F,SVPL3Fにて選択可)を使用することで、高機能・強充填材入り樹脂・ 結晶性樹脂等の成形が容易になり、コールドフローの減少や長時間保圧が必要な圧肉成形品などに効果があります。
  3. ゲート径はφ1.2~φ8.0、シリンダユニット正立あるいは倒立、センタゲート式、 マニホールドを使った多点式と、多様なバリエーションから選択いただけます。
  4. 空圧駆動方式と振れ止め機構により金型に負担(ゲートやバルブピンの消耗・破損)をかけません。
  5. 空圧駆動方式なので、取り扱い・メンテナンスが容易です。

仕様

1.ボディヒータ
200V~240V(AC)
2. チップヒータ
11V(AC) (オプション仕様。SVPL2F,SVPL3Fにて選択可)
3. コントローラ
S2000・VMCコントローラ(チップヒータの制御にはS2000タイプが必要となります。) 専用VMCコントローラ(他社製コントローラのご利用は当社に安全をご確認下さい。) チップヒータ付きは専用S2000(他のコントローラご利用は当社にご相談ください。)
駆動源
扱い易い空圧式で作動 (0.49Mpa)

設計例

SVPLとSVP(F)の比較設計例

SVPL(正立仕様)の場合、ピストンをプローブ上に設ける必要がないことで、取付板を薄くすることができます。(左記参照)

<効果>
金型重量の軽減
特に大型金型への採用において効果的
ユニット化による高メンテナンス性
エア回路加工の容易性

実績

樹脂 製品重量(g) キャビ×ゲート ゲート径(mm) 用途
PP 800 1X1 2.0 自動車内装部品
ABS 200 2×2 5.0 自動車外装部品
PP 220 2×2 5.0 自動車外装部品
ABS 300 2×2 5.0 自動車外装部品
PA6 850 1X3 5.0 自動車エンジン部品
HiPS 140 1X1 2.0 秤部品
PP 1790 1X2 8.0 自動車
PP 1200 1X4 8.0 車部品
PP 1500 1X3 8.0 車部品
PBT(G) 3 1×1 2.0 OAファン
PP 15 2×2 1.2 OA
PPS 120 1×1 3.0 機構部品
PC 1000 1×1 5.0 搬送用ケース
PP 300 1×1 3.0 家電部品
PC 600 1×2 5.0 OA筐体
PP 2000 1×5 6.0&7.0 自動車外装部品