Dシリーズ

構造

特長

1.独立2ヒータ2回路制御

ゲート部・ボディ部は別々にヒータを設ける事で、幅広い温度領域を独立制御できます。 チップヒータはゲート部の樹脂の溶融・固化を熱的にコントロールし、スムーズな成形を可能にします。 ボディヒータは常に流動可能な状態に保持するよう温度コントロールします。 2ヒータ2回路制御を行うことにより、局部的高温部の無い的確な温度勾配が保たれ、スーパーエンプラ等の温度に敏感な樹脂の成形に最適です。

2.幅広いバリエーション

・小物成形品から大物成形品まで幅広く対応可能です。
・汎用樹脂からスーパーエンプラ樹脂まで幅広く対応可能です。勿論、充填材入りも可能です。
・1個取りから96個取りまで幅広く対応可能です。

3.容易な取り扱い

プローブ(スピア)を型板(バックプレート)にセットする構造により、熱膨張の影響がなく、小さいゲート径・多数個取り対応が容易になります。

4.最小ゲートピッチは22mm

仕様

1.チップヒータ
11V (AC)
2.ボディヒータ
32V (AC)
3.コントローラ
弊社製専用S2000コントローラ、AHCコントローラ

チップ機能

<チップON>

チップヒータに通電、発熱させ、固化しているゲートランド部の樹脂を瞬時に溶融して射出を可能にする。

<チップOFF>

成形品の固化と同時に、ゲート先端部の微量樹脂が固化状態になりゲートシールします。

実績

樹脂 製品重量(g) キャビ×ゲート ゲート径(mm) 用途
PP 4 96 × 96 0.7 容器キャップ
PE 10 8 × 8 0.8 日用品
HDPE 15 8 × 8 0.7 日用品
LDPE 1 16 × 16 0.7 日用品
LLDPE 3 16 × 16 0.7 医療部品
PS 4.5 32 × 8 1.2 カメラ部品
GPPS 15 6 × 6 1 オーディオケース
HI-PS 3.5 16 × 4 1.2 日用品(文房具)
ABS 6.3 2 × 8 1.4 ファン部品
AS 30 2 × 6 1.5 エアコン部品
TPE 0.8 4 × 12 1 プリンタ部品
PA6 4 16 × 8 1.2 ソケット部品
PA66 2.4 96 × 12 1.2 ベアリング部品
PC 5 8 × 8 1 ビデオ部品
POM 2 32 × 8 1.5 ボールペン部品
PET 2.5 8 × 8 0.8 機構部品
PBT 1.2 8 × 8 0.8 リレー部品
PPO 22 4 × 4 2 プリンタ部品
PPS 4.5 4 × 4 1.6 機構部品
LCP 0.4 6 × 6 0.8 パソコン部品